実は毎回同じ料理⁉︎なスウェーデンのイースター*夏至祭*クリスマス
イースター、夏至祭、クリスマスの料理の違いは?
こんにちは、Usaです。
日本のイケアでは『イースターフェア』が開催中のようですね♪⁽⁽٩( ᐖ )۶⁾⁾ ₍₍٩( ᐛ )۶₎₎♪
“スウェーデンのイースター料理”?なのか単なる“スウェーデン料理”なのか、“イースターを祝う料理”だと言う料理の写真を見たんですが、がっつり日本流が混ざったイースターメニューのようでしたね。お祝い料理に並ぶフライドポテトは初めて見ました。
ところ変われば外国の料理も現地で調達できる材料で作られるものですから、多少は手が加わるのはどこの世界に行っても同じことですね。
と言うことで、今回は本場スウェーデンではイースターに一体何が食べられているのか軽くご紹介して行きたいと思います。
ブッフェスタイルが基本!
日本のイケア『イースターフェア』ではワンプレート料理になっていましたが、スウェーデンではパーティーの時はブッフェスタイルが定番です。
Påskafton(イースター・イブ)は今年(2019年)は今週4月20日土曜日にあり、クリスマスならJulafton(クリスマス・イブ)、夏至祭もMidsommarafton(ミッドサマー・イブ)とすべて“イブの日”に家族みんなで食事をします。
そしてイースター、夏至祭、クリスマスに出される料理は基本的にメニューはいつも一緒です。
( 出典:Per Ola Wiberg [CC BY 2.0], via Wikimedia Commons)
上記写真のように、食事するテーブルとは別のテーブルやキッチンの空いたスペースにこれでもか(写真は少なめですが)と用意した料理を並べます。
下記写真は筆者家族のクリスマスの時のもの。
リクエストを受けて筆者手製のちらし寿司が写真手前に鎮座してますが
『ミートボール、シル、スモークサーモン、ヤンソンの誘惑(Janssons frestelse)、チーズ盛り合わせ、茹でたじゃがいも、ゆで卵、パン』
…などなど好きなものを好きなように皿に取って食べます。
パーティーの飾り付けが変われば、同じレパートリーでも夏至祭フードにもなりますね!
夏至祭で食べられる茹でた新じゃがいもとシル(Sill*ニシンの酢漬け)は絶品です。強いて言うなら夏至祭のメイン料理はこの新じゃがとシルかもしれませんね。
夕食のレパートリーはどれも同じですが、唯一違う食べ物が夕食後のデザートですね。
イースターでは特に決まったデザートはないようで何でもありのケーキ、夏至祭はイチゴ盛り合わせに砂糖の入っていない生クリームかイチゴを使ったケーキなど、クリスマスには苺のソースがかかったミルク粥を頂きます。
夏至祭で食べられる苺は“スウェーデン産”であることが重要らしいです。
そして、イースターに飲まれる定番の飲み物に『Påskmust(ポスクムスト)』と言う見た目はコーラのような、味は北海道ご当地ドリンクのガラナのような飲み物ですが、クリスマスに飲まれる『Julmust(ユールムスト)』と全く同じものです。
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いかがでしたか?
軽いご紹介になりましたが、“どこどこの料理”として紹介されるものは大抵その国のアレンジが加わっていて、ちょっと雰囲気が違うものになりますよね。
スウェーデンのお寿司もネタはサーモン一択ですし、盛り付けが東南アジア風で綺麗に飾ってあります。
また逆に日本語のサイトで初めてお目にかかるスウェーデン料理もあったりします。
日本のサイトで紹介される“スウェーデン料理”の“ハッセルバックポテト(Hasselbackspotatis*じゃがいもに切れ目を入れてオーブンで焼く料理)”もスウェーデンで食べたことも見たこともなかったです。(※筆者は集合体が苦手なので実はこの料理を見るのも辛く、今後食べる機会はなさそうですᐠ( ᐝ̱ )ᐟ)
以上、イースター、夏至祭、クリスマスの食事についてのご紹介でした。いつもご愛読いただきありがとうございます。
Photo by Pixabay