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スウェーデン出産育児日記④

※2023年8月23日加筆修正しました

こんにちは

スウェーデン出産育児日記の第4回目

前回の続きです

それではどうぞ!

《3日目の夜に起きた出来事とは⁉︎》

そもそも出産からそれまで

50時間ほどしか経っておらず

 

“ほぼ寝てない、休めてない状態”で

3日目の夜に突入

 

です

 

私は産後のズタズタな身体ではありますが

寝不足なのは夫も同じことで

“2人ともとにかく寝たい!”

のに、赤ちゃんは泣く泣く!

 

当然ながら

なぜ泣いているのかまるで分からない!

オムツを替え、抱っこし

授乳しても泣き止まない

やっと泣き止んだと思って

ベッドに寝かせるとまた泣き出して

全てやり直し

 

真夜中、出産の疲れと睡魔と戦いながら

抱っこした我が子を落とすまいと

必死になってあやしてた私は

うとうととして頭がガクンと落ち

それと同時に

 

上の歯で下の歯をガツン!!

 

「イッター!!!」

と思いましたが

その時は特に何も起こらず

 

のちに、歯医者に行って発覚したのは

その時に上の歯で打ち付けた下の歯にひびが入り

そこからバイ菌も入って

歯茎に炎症が起き

その後日に鎮痛薬も効かないほどの

激痛に見舞われ

誰が見ても分かるくらい

頬がバーンと腫れ上がったのでした

 

そんなことがこの後起きるとも知らず

とりあえず迎えられた朝

朝食後に病院に再び向かいました

そこで血液検査のために採血

そして体重測定

 

ところがここでさらに

第2のトラブルが発生

 

実はあんなに必死になって

授乳していた母乳は

全く出ておらず

 

我が子は元気に泣きはするものの

前回の授乳から数時間は経っていて

絶対にお腹が空いているはずなのに

授乳しようとすると

全く吸いつこうとしませんでした

 

新生児は出生後

一時的に体重が少し減りますが

10%まで減っても良いとされているところ

我が子は12パーセントも

減ってしまっていました

 

例えばですが

出生時3000gで生まれているとしたら

2700gまでは減少しても良いんですが

我が子は2580gまで減少していました

 

私は“検診後はすぐ家に帰れる!”

と思っていたのに

入院道具着替え一切なく強制的に再入院

歯ブラシなど必要なものは

病院内の薬局で購入しました

 

そして検診後

体重が減りすぎてしまった我が子に

病院が出してくれたが

“Mjölkersätttning/Ersättning(ミョルカーセットニング)

母乳代替え品の液体ミルク”でした

 

液体ミルクは

今年日本でも販売開始されたそうですが

母乳の出が安定しないうちは

とても良いアイテムですね!

 

うちの場合

のちに母乳より哺乳瓶で飲みたい子

になってしまって苦労してますが

約2時間ごと授乳しなければならない

ママの負担が減る

パパも慣れない調乳作業なしに

ミルクの準備ができる

など利点は多いですね

写真の液体ミルクは

必要な量だけ哺乳瓶(病院では乳頭混乱防止のために飲ませやすい細長いコップを使ってました)に入れ

お湯を入れたグラスに

哺乳瓶ごと浸してミルクを温め

程よく温まったものを飲ませています

 

肝心の体重は1泊病院に入院して

一晩で100g以上増えて

無事に再退院できました

 

ちなみにヒビの入った歯と歯茎は

再入院した夜に痛みが出始め

病院からもらった鎮痛薬アルヴェドン2錠とイプレン1錠

(違う薬なのに一度に3錠飲んでも良いよ

と言われましたが

怖くて別々に飲みました)を服用開始

 

翌日に腫れ始め

乳管開通に伴う胸部の発熱と

慣れなくて下手な抱っこのせいで

両手首が腱鞘炎になり

熱を持ったかのように熱く激痛なのに加え

涙が出るような歯痛にも耐えるという

なるはずのなかった痛みに

悶える夜を過ごしたのでした

 

その日は

痛み止めも効かないので

赤ちゃんのお世話は夫に

「お願いだからやって(涙)!」と

全部(押し付け)お願いしました

 

そんな最初の1週間でしたが

今も何とか海外で育児頑張っています!

《散歩デビューとお披露目》

さて

ここからはスウェーデンならではの

育児の話を少ししたいと思います

 

スウェーデンでは

生まれたばかりの赤ちゃんでも

外に出ない理由は特になく

産後すぐにお出かけ解禁します

 

スウェーデンの友人らに

「いつから赤ちゃんは外に出られるの?」

と聞いたところ

皆「すぐにでも!」

と言っていました

 

赤ちゃんも“新鮮な空気に当たらせなきゃ”

と言う理由からだそうです

 

そして、あらゆるアレルゲンのものに触れさせて

強い体にするんだそうです

例えば、犬猫アレルギーにならないように

生後6ヶ月までに犬猫と触れ合うことが重要

なのだとか

 

うちの子の場合

生まれて5日目で

ベビーカーで1時間ほどのお散歩デビューでした

 

そして翌日、生後6日目で

お庭で開かれたホームパーティーに出かけて

お披露目&わんこデビューでした

 

日本の場合

新生児は家で過ごしていると思いますが

パーティーの際は

ずっとお庭にいた我が子でした

 

《生後1週間検診は自宅で》

スウェーデンでは

生まれて約1週間後に

担当の保健師さんが

自宅に検診にきてくれます

 

その後も1週間に1回検診がありますが

2週目からはBVC(Barn Vårds Central)に

自分が赤ちゃんを連れて行きます

 

1回目の検診では

担当の保健師さんと出産についてお話をし

今後の検診予定や

ワクチン接種について説明していただき

赤ちゃんの頭囲、身長、体重を測定しました

 

そして初回の検診で

飲ませるように頂いたビタミンD液剤(写真下)

これがまたトラブルの素になるのでした

スウェーデンでは特に冬は

太陽が出てる時間が短いため

ビタミン不足になりがちです

 

赤ちゃんの場合も同様で

ビタミンDが不足すると

骨格の成長に影響するので

2歳までこのビタミン剤の摂取を続けます

 

初日は離乳食ではないし

特に問題はないと思って

検診当日の夜6時ぐらいに言われた通り

スプーンで5滴(ミルクに混ぜてもOKです)

与えてみたところ

間もなくして今まで聞いたことない大きな声で

泣き叫び始めました

 

最初はすごくお腹が空いたのだと思い

授乳とミルクを与えたのにも関わらず

異常なほど大音量の叫び声で

顔真っ赤して泣き続け

夫と私も「何かがおかしい!」

と感じました

 

“何が起きた⁉︎”

と考えに考えて、原因を探ったところ

このビタミンD液を飲ませた後に

叫び始めたと確信

 

6時間近く叫び通しだったのですが

何とか落ち着いて就寝しました

夫も私も何時間も続いた金切り声に

疲労困憊と不安な夜を過ごしました

 

翌日には何事もなかったかのように

元気だったので安心はしましたが

ビタミンD液剤は一旦摂取を中止し

原因を調べていたところ

夫が昨晩の出来事を

お子さんがいる同僚さんに相談し

このビタミンD液剤(オイルタイプ)で

胃に痛みが出る子がいる

という話を聞いたそうです

 

同僚さんからのアドバイスも受けて

同じメーカーから出ている

水タイプのビタミンD液(要冷蔵)を購入し

現在に至ります

そちらだと問題なく摂取できました

保健師さんの話によると

うちの子のように

「オイルタイプのビタミンD液で痛みが出る子は

たまにいるけど、割と稀で

オイルタイプの方が常温保存できるので渡してる」

とのことでした

 

※〈2020/8/17加筆しました〉

生後8ヶ月の検診で

再びオイルタイプのビタミンD液をBVCから頂きましたが、水タイプを使い切ってから

オイルタイプに切り替え

現在は月齢が上がったので

問題なく摂取できています

以上

産後の約1週間を振り返って記録してみました

 

いかがでしたか?

病院の対応は病院によって違うようで

おそらく私がお世話になった病院は

“育児は当人たちにお任せ”方針

なのだと思われます

 

基本的に赤ちゃんに必要なものは

自分たちで用意しといたほうが良かった

と思いました

 

ビタミンD液事件も慌てましたが

良い勉強になりました

 

色々お話ししましたが

スウェーデンではこう!

と言うわけではないので

参考までにお読みいただければと思います

 

最後までお読み下さりありがとうございました

Hej! och varmt välkommen till min blogg! Jag är från Japan och bor i Sverige. Just nu brinner jag för träning svenska språket och hälsa!

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