西洋イラクサよりも危険な植物【ジャイアント・ホグウィード】
※2025年7月10日加筆修正しました
触ると大火傷する危険な植物
こんにちは。
先日、葉に触れると虫刺されのように皮膚が膨れ上がって軽い火傷を負ったようになる植物“Brännässla (ブレンネスラ)”をご紹介しましたが、スウェーデンにはまだまだ危険な植物があるのです。
今回は、そんな身近な危険植物シリーズ第二弾をお送りします。
日本名:ジャイアント・ホグウィード
今回ご紹介する危険植物は上記写真の白い花をつけた植物です。
日本名で「ジャイアント・ホグウィード(Giant hogweed)」と言うそうです。
まったく聞き馴染みのない植物ですよね。それもそのはず!この植物は日本には自生していない植物だそうです。
※2025年6月24日に北海道大学構内でジャイアント・ホグウィード(和名 : バイカルハナウド)と疑わしき植物が発見されたと報道がありました。
写真からはその大きさが分かりにくいかと思いますが、この植物大きくなると2メートルから4、5メートル程の長さにまで成長します。平均身長が高いスウェーデン人男性の大人よりも大きいんですね。
スウェーデン語では“Jättebjörnloka(イェッテビョーンルーカ)”と呼ばれ、ヨーロッパではスウェーデンを始め、イギリス、フランス、ドイツ、デンマーク、ノルウェーやフィンランドなどで自生が確認されているそうです。
このジャイアント・ホグウィードの何が危険なのかというと、その“樹液”です。樹液に触れると水膨れができて皮膚が腫れ上がるのだそうです。
そしてこのジャイアント・ホグウィード、何せ大きいので目に付くのです。
過去には、その危険性を知らずにジャイアント・ホグウィードを見つけた子供達が“剣ごっこ”に使って全身に大火傷を負ったと言う 事故もあったそうです。
では、もしこのジャイアント・ホグウィードに触れてしまったらどうすれば良いのか?
まず
できる限り早く樹液が触れた患部を石鹸と水で洗い落とすことが重要
です。
ジャイアント・ホグウィードの樹液は触ったその瞬間は何も感じませんが、日光を浴びるとその毒性が発揮されるので、その後1週間ほどは患部を日光を浴びさせないように注意が必要だと言うことです。
*
いかがでしたか?
このジャイアント・ホグウィードは、毎年夏になると草の生い茂ったところに出現します。雑草だらけのところにひっそりと生えてるので、簡単に近づける感じではないんですが、万が一近づけそうな場合には注意が必要ですね。
北欧スウェーデンで暮らしていると、日本とは違った危険な植物や虫に対処しなければならないことが多々あります。でも、備えあれば憂いなしですね。
良ければジャイアントホグウィードのレポート記事もご覧ください。
※補足
日本での報道を見て、改めてジャイアントホグウィードについて調べてみると、スウェーデンにはジャイアントホグウィードに非常によく似た”Tromsöloka(ペルシャンホグウィード)”という花もあるんだそうです。
ペルシャンホグウィードも育つと2mほどになり、ジャイアントホグウィードのように樹液に触ると炎症が起きるのだとか。
ジャイアントホグウィードのほうがより背丈も高くなり、毒性も強いそうです。
ペルシャンホグウィードはアニスと言うスパイスの甘い香りがして、ジャイアントホグウィードは苦い香りがするそう。
ペルシャンホグウィードの方は花や種をスパイスに、茎も調理すれば食べられるのだとか。
スウェーデンでは北の一部の地域にペルシャンホグウィードが多く、ほとんどの地域で見られるそれっぽい大きな花はジャイアントホグウィードだそうです。
ただ、非常によく似た植物なので交配することもあり、ハイブリット型のハーフペルシャン&ジャイアントホグウィードもあるんだそうです。
下記は近所で見かけたジャイアントホグウィードの写真です。



真ん中の花のかたまりが一番大きく、その周りに咲いてる花のかたまりは真ん中ほどの大きさはありませんが、大きめの花のかたまりがいくつも付いているジャイアントホグウィードが近所では多いです。
ネットでペルシャンホグウィードの写真や植物絵を見ると、真ん中の大きな花の周りに咲く花はかなり小ぶりに見えます。
個体差もかなりあるし、ハイブリット型もいるとなると、正直そっくりすぎて見分けるのは非常に難しいですね。
花びらは大きな違いがあり、ジャイアントホグウィードは下二枚の花びらが二股に割れているのに対し、ペルシャンホグウィードの方は下二枚の花びらが長く不均等な二股に割れているのが特徴だそうですが、なかなか近くで花を見られないので、近所のホグウィードも確認が難しいですね。
*
以上、ジャイアントホグウィードのご紹介でした。最後までお読みくださり、ありがとうございます。


