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警報アラームにご注意を スウェーデンの警報システム【Hesa Fredrik】

一体何事!?スウェーデンの警報システム

こんにちは、Usaです。

スウェーデンでは年に数回、警報アラームの試験放送が行われています。この警報は通称『Hesa Fredrik(ヘイサ・フレドリック)』と呼ばれているものです。

スウェーデンへ旅行や出張で来た際に、偶然この警報アラームの試験放送に遭遇するかもしれませんね。筆者もこの存在を知らず初めて遭遇したときは「一体何が起きたのか!?」と思いました。

今回はこのスウェーデンの警報システム&緊急時に使うシェルターについてのご紹介をしていきます。

なぜ『Hesa Fredrik』と呼ぶの?

警報アラームの試験放送は年に4回に行われます。

実施月は毎年3月、6月、9月、12月の毎月1週目の月曜日の午後3時に始まります。3の倍数月と覚えておくと便利ですね!

今年(2019年)は

◇3月4日(月)      15:00
◇6月3日(月)      15:00
◇9月2日(月)      15:00
◇12月2日(月)    15:00

に警報アラームの試験放送があります。3月の試験放送はついこないだあったばかりですね。

試験放送日のその時間が来ると、どこからともなく大音量の警報音が鳴り始めます。

警報アラームのスピーカーは建物の屋根などに設置されているので、たとえ家の中にいたとしても大きな警報音が聞こえてきます。

そして、スピーカーのヘルツがそれぞれ若干違うので同時に鳴るとかなりの不協和音です。家の中にいても窓が開いていればかなり騒々しいものです。

この警報アラームの試験放送は1931年から開始されたそうで、正式名称は『Viktigt meddelande till allmänheten( VMA*公衆への重要メッセージ )』と言います。

正式名称より通称名が市民に広がった背景は、警報音を考案したスウェーデンの新聞社“Dagens Nyheter”の記者であった“Oscar Fredrik Rydqvist氏”の名前から取って

 

『Hesa Fredrik(しわがれ声のフレドリック)』

 

と呼ばれるようになり、その名前が定着したのだそうです。

約10分の警報システム試験放送の内容

警報音のパターンは全部で4パターンあり、そのパターンにより【戦争、空襲、テロ攻撃、大規模火災、ガス漏れ事故など】避難等が必要な緊急事態を市民に警告します。

◇1.VMA, Viktigt meddelande till allmänheten
・7秒間の警報音が鳴り、14秒間の静音の後また警報音が繰り返されます。大規模火災、ガス漏れ事故等の緊急避難をお知らせします。窓、ドアなどを閉めてください。

◇2.Flyglarm(空襲警報)
・短い警告音がおよそ1分間の間、連続して鳴ります。安全な屋内への避難指示が出ます。

◇3.Beredskapslarm(戦争準備警報)
・30秒間の警報音が鳴り、15秒間の静音の後また30秒間の警報音が繰り返されます。戦争が始まる危険があります。テレビ・ラジオ等で情報を入手しましょう。避難準備をしてください。

◇4.Faran över(避難指示解除)
・30秒の警報音が鳴り続けます。危険が去ったことをお知らせします。

と言った4パターンの警報音がが約10分間ほど鳴り響きます。※警報音の動画が記事下にありますので、興味がある方は是非聞いてみてください。

この警報音が試験放送実施日午後3時以外で聞こえた場合は有事と捉え緊急避難行動を取ることになります。

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