病欠でも支払われるスウェーデンの給料【karensavdrag】

病気で仕事を休んでも給料が補償されるスウェーデン

こんにちは、Usa(@swedenjoho)です。

日本では、急な発熱で仕事を休みたい時にその日の欠勤に“有給”を代わりに使ったりなんてことが普通に行われていますが、スウェーデンでは病気で休んだ日の給料を補償するシステムがあります。

それが《Karensavdrag(カーレンス・オブドラッグ)》と呼ばれているものです。

この補償システムは、昨年2018年までは“Karensdag(カーレンス・ドッグ)”と呼ばれていましたが、2019年1月1日からは新ルールが適応され、名前も“Karensavdrag”に変わりました

今回は、この疾病による給料補償システムと旧システムから変更となった点をご紹介していきたいと思います。

旧“Karensdag”と新“Karensavdrag”

まず、スウェーデンで仕事を病欠した場合ですが、旧システム“Karensdag”でも新システム“Karensavdrag”でも、出勤すべき日の80%の給料が補償されます。

新システムの補償の基準は〈週シフトの給料80%を補償〉となり、この補償は2週間受けられますが、1週間目は会社が給料を補償し、また特に医師の診断書も必要なく自己申告により補償を受けられます。

一方、2週目からは医師の診断書が必要で、支払われる給料は国からとなります。

と、ここまでは旧・新ルールにそんな変わりはありません。

では、一体どこが大きく変わったのかと言うと〈病気で早退するとき〉と〈長時間シフト労働者の待遇改善〉です。

以前のルールですと、通常通り朝に出勤して昼過ぎに体調が悪くなり早退する場合は〈働いた時間は給料の支払い有り〉でしたが、新ルールでは〈早退した日の給料は全カット〉となりました。

これにより、7時間働いたあと1時間早く体調不良を理由に早退し、翌日からの80%の給料補償が受けられなくなりました。(と言う風にこの補償システムを悪用する人もいたんだとか!)

そして、業種によって労働形態が異なる仕事、いわゆる1日8時間・週40時間労働のシフトではない人たちに関してですが、以前のルールでは、もし“15時間シフトの日に7時間働いてその後早退した場合”、残りの8時間分のシフトに疾病補償は受けられませんでした。

新ルールでは“週シフトの給与80%”を補償されるので、早退した日の8時間分の給料を全カット、翌日から8時間シフトの80%の給料保証が受けられます。

と言う風に、疾病により仕事を欠勤する場合に全国民が週シフト80%の収入が補償されるように、今年から新ルールとなりました。

労働タイプ別に比較してみました!

次に実際にどのような補償になるのか、3つのシフトタイプで同条件の給与を比較してみます。

〔月曜日に急な発熱で早退し1週間(金曜日まで)病欠したら?〕と仮定して、給料等を比べてみました!数値は分かりやすく時給100クローナで統一しています。

《1日8時間・週40時間シフト(通常)》
・時給/100クローナ
・日給/800クローナ
・週給/4000クローナ
・月給/16000クローナ

・病日給/640クローナ(80%補償)
・病週給/3200クローナ(週800クローナ減給)

〈以前〉初日7時間労働後に早退し、翌日から疾病保証が受けられた。その場合の週給は3260クローナ(月曜日の給与700クローナと残り4日間(32時間)の補償額2560クローナの合計)。
〈新ルール〉週シフトの給料80%の補償

《不規則労働・週40時間シフト》
・時給/100クローナ
・日給/800クローナ
・週給/4000クローナ
・月給/16000クローナ

・病日給/640クローナ(80%補償)
・病週給/3200クローナ(週800クローナ減給)

〈以前〉長時間シフトの際に早退すると補償額が激減。
例) 月曜日の15時間シフトの日に7時間で早退し、金曜日まで欠勤した場合/初日7時間労働で700クローナ支給、残りの8時間は欠勤扱いになるので無給。翌日からの4日間の補償額(25時間)は2000クローナで、週給合計額が2700クローナ。
〈新ルール〉早退しても8時間分だけ無給になるので、通常シフトと同じ補償額になります。

《1日5時間・週25時間パートシフト》
・時給/100クローナ
・日給/500クローナ
・週給/2500クローナ
・月給/10000クローナ

・病日給/400クローナ(80%補償)
・病週給/2000クローナ(週500クローナ減給)

〈以前〉時給の80%補償。初日3時間で早退の場合、週給は1900クローナ(初日300クローナ、残り4日間(20時間)の補償額1600クローナ)。
〈新ルール〉週給の80パーセント補償。よって週給は2000クローナ。

と言う風に、どのシフト形態でも平等に80%の疾病補償が受けられるようになっています。

この新ルールで得した人というのは、長時間シフト労働の人たちですかね♪₍₍٩( ᐛ )۶₎₎♪

旧ルールで早退・病欠した場合、週給が4000クローナから2700クローナに激減していたのに、今年から同条件で500クローナUPの3200クローナになっています!

いかがでしたか?

スウェーデンの人に「日本は病欠するときは有給使うよ。だからなおのこと休暇(Semester)なんてないよ!」と話したら驚いていました。

最後までお読みくださりありがとうございます。良ければ他の記事も読んでみて下さいね!

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