未だ男女で給与格差を抱えるスウェーデンと人種差別

スウェーデンに男女差別、人種差別はあるの?

女性の社会進出が進んで共働きもごく当たり前になってきた日本。でも、日本はまだまだ男尊女卑の意識が根強いですよね。

育児も家事の分担も欧米諸国と比べたらまだ女性の負担が大きいと思います。

男女平等先進国と言えばスウェーデンを始め北欧の国々と言われていますね。

では実際にはどうなのでしょう?本当に完全な男女平等なのでしょうか?

今回は筆者が目にした、体験したスウェーデンの男女平等、人種差別やアジア人軽視も合わせてお話しして行きたいと思います。

男女の間は完全な平等ではない?

スウェーデン語で男女平等は『Jämställdhet(ヤムステルドヒエト)』と言います。実際、筆者がスウェーデンに暮らしてみた印象からでは“男だから、女だから”と区別するようなことは予想していた通りないですね。

それぞれ役割はありますが、70代のおじいさんだってクリスマスパーティーでは、キッチンに立って食事の準備をしていました。それを目撃したのがスウェーデンでの初めてのクリスマスパーティーでしたので、衝撃を受けたのを覚えています。

日本だったら自分のおじいちゃんが台所で包丁を握るなんてこと絶対起きない!とその時は思いました。

ディナー後の洗い物は食洗機を使いますが、そこに食器類を入れるのも男性たちが率先してやっていましたね。それくらい家の中は男女平等と言えそうです。

と、これは一般的なスウェーデン人家庭に置いての話です。スウェーデンに多い中東人の家庭は国は変われど、男尊女卑の強いお国柄なので男性は家では何にもしないそうです。

また、スウェーデンにはアジア出身の女性と一緒に暮らすスウェーデン人男性が結構いらっしゃいますが、アジア女性と一緒のスウェーデン人男性も家事育児をあまりしない傾向があるようです。

“家庭による”と言うのが正解かもしれませんね。

そして、社会で出ると家庭では男女平等のスウェーデン人でも事情は異なるようです。

筆者の周りの女性が口を揃えて言うのは、男女の間で未だに給与格差があることです。これに関してはまだ課題が残っているようです。勤務歴や役職が同じでも男性の方が給与が上だそうです。

つい先日は『国際女性デー(瑞:Internationella Kvinnodagen)』でしたが、その日に力を入れるのも“まだ男女の差があるから”なんですね。

( 出典:Pixabay )

とあるレストランでの出来事

まだ課題は残っているにしても、男女の差別はほぼないと言ってもいいスウェーデン。

では人種間の差別はどうでしょうか? スウェーデン語で差別を意味する言葉は『Diskriminering』と言います。

筆者自身は、ここスウェーデンで差別を受けた!と感じた経験はあまりないです。

でも、“アジア人だから?外国人だから?”と差別的な目で見られたり、誤解を受けたり、あとから考えたら“あれは差別されたのかな?”と言うようなことは思ったことはあります

実際には差別ではなかったのかもしれませんが、筆者が“これってもしかして差別?”と思った体験をいくつかお話ししていきたいと思います。

・観光地のレストランで食事したときのこと

数年前、観光地のレストランに夕食を食べに行った時の話です。

スウェーデン語は話せないけど、そのレストランでお仕事をしている陽気なイタリアンのウェイターさんが英語で注文を取ってくれたのですが、筆者がピザを注文したところ、「君はスウェーデンに来てスウェーデン料理食べないんだね!OK!」とちょっと嫌味?を言われました。

観光客と思われたんでしょうね。ちょっと気には障りましたが聞き流そうと思いました。

しかし、待てど待てど注文したピザが来ず。やっと来たと思ったら、見るからに冷め切ったピザ

お店は夕食時で忙しいからしょうがないのかなと思いましたが、ナイフやピザローラーでも切れないほどカピカピのピザ。トッピングのチーズもカッチカチでした。よっぽどクレームを言おうかと思いましたが、結局言えませんでした。

そもそもウェイターさんの仕事態度はあまり良いものではなかったです。

店のテラス席で食事をしていましたが、ほかのお客さんが吸うタバコの灰がこちらに飛んで来ていても、何も言わず、こちらが「灰皿使ってくれる?」とそのタバコの灰を後ろに飛ばしてるティーンエイジャーの子に灰皿を渡しているのを見てるだけでした。

店としてこちら側への謝罪もありませんでしたね。まず、ウェイター本人も手が空いたのか店先でタバコ吸っていましたしね。

あと、途中で中国人観光客と思われる団体さんが来られたんですが、彼は顎を上げて見下したような顔付きでその様子を見ていたので「なんか感じ悪いなー」と思っていて、やっと来たピザがそれでしたので、「あーやっぱり?」と思ってしまったのでした。

結局文句は言いながらも、何しても切れないピザを手で無理矢理引き千切って食べました。ピザの耳の部分は固すぎて食べられなかったです。

スウェーデンで、こう言った感じで料理を出されたのはこの一回だけですが、忘れられない出来事でしたね。

Pocket

アバター
About Usa 124 Articles
北欧スウェーデン在住Usaです! スウェーデン暮らしの中で『“見た!聞いた!”スウェーデン関連の情報』をお届けしています٩(ˊᗜˋ*)و

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.


*